top of page
検索
執筆者の写真新谷 恭明

なんてこった

 ともかく詰まっている。数日前に県の仕事の要請が来た。

「たいへん申し訳ないけれど突然言われてもその日までのその作業をする時間が取れない。三日延ばしてくれればなんとか」

と言って、なんとか引き受けることにした。そうしたらその打ち合わせに来たいと連絡があった。ま、僕が作業に入れるのは某日の午後だから、と言ってたので、結局その某日の昼休みに来ることになった。

 そんな感じで時間が詰まっている。昨夜、いや、一昨夜か。仕事が終わらなくて、家に着いたのが0時10分。先日からの決めごとで0時以降は呑まないことにしたのだが、精根尽くして働いて0時前に片付けられなくて、癒やしのビールも飲めず、つい不機嫌になってしまった。これはややメンタルに来ているのだろうとは思うが、最近ではなかった自分では止められない状態だった。それは自分でも信じられない。

 案の定、カミさんからは

「なに不機嫌なの?」

と当然のバッシング。しかしよ、その不機嫌はたぶん自己嫌悪の不機嫌で、それをどうこう言われても答えられないし、その不機嫌を表に出してしまった自分も情けないし、それがわかっていて不機嫌を表面から消せない情けない自分がいた。

 なおかつ、酒を飲めない腹いせにミルクと蜜柑となんかそんなもんをガツガツ飲むように喰った自分のはたまた情けなさ。

 で、だ。夜が明けて、朝になって、荷造りをした。今夜から大分に学会のために異動なのだ。大学の仕事を終えて宗像の人権教育セミナーに顔を出して、そそくさと特急に乗って深夜に大分という強行軍だった。

 ところが、研究室を出る段になってノートパソコンを持ってきていなかったことに気づいた。「これはいかん、早めに出て、いったん自宅に帰り、パソコンを積み直して」と考えて、研究室を出ようとしたがそのときカメラのデータの容量が多いのでこれをone driveに移すことにした。そしたらこれがけっこう時間がかかってしまった。ちょいと焦ったのだろう。慌てて荷造りをして出ようとしたがいつものようにわすれものがあってはていけない。そうそう、携帯の充電器は持って行こう、とそれをリュックに詰め込む。で、出ようとした時に再び「忘れ物はないか」と部屋の灯りをつけ直して。物色した。したら、学会のプログラムをプリントしたのを忘れるところだった。で、出た。いそぐのでこ都市高速に乗ろうと、走っていたところでもしかして携帯電話は?うむ、まちがいなく置いてきた。

 都市高に入ろうとしているところなのでもう戻れない。何のために充電器を入れたのか。なんでいったん戻った時に気づかなかったか。いろんな後悔がどどっと押し寄せる。

 ともかく、自分がいやになったゆうべであった。

閲覧数:20回0件のコメント

最新記事

すべて表示

消化試合

Opmerkingen


bottom of page